建築・土木構造物のあらゆるニーズにお応えします。
部材の製造、非破壊調査、補修・改修工事、そして大規模修繕工事まで。
建設業への人材派遣や構造物維持・管理のコンサルティングも承っております。

浮き・剥落補修

浮き・剥離とは

建築物のタイル仕上げやモルタル塗仕上げを施した場合に、コンクリートとモルタルとの界面浮き・剥離あるいは

コンクリートとタイル張付けモルタルとの界面浮き・剥離のこと。

タイルやモルタルが剥落することによって美観が損なわれるのみならず、人身事故・物的事故を伴う危険性が極めて高いことから

定期的な調査、そして適切な補修が大変重要となる不具合事象です。

 

 

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外壁モルタルの浮き

 

 

発生要因について

① 補修接着面の清掃不良や付着力を上げる為の面荒し・脆弱部分の完全除去を施していない。

② 混和剤・プライマーの成分や使用方法について 施工業者の知識不足や夏場のドライアウトに対する注意不足 そして技術力の低下など

③ 直射日射・降雨など乾湿・温冷による仕上げ層のムーブメントとコンクリートのムーブメントの差(相対ムーブメント)によって生じる応力

④ 地震動やその他の荷重時に躯体に強制的に発生する変形・ひずみ、ならびに面外方向の慣性力などにより、取付界面に発生する応力

⑤ 躯体に発生したひび割れによって周囲の仕上げに発生する応力

 

防止策について

① 補修接着面の付着力を上げる為の面荒しを行う事と脆弱部分、ホコリ等の完全除去を行う事

② 使用材の成分・使用方法・使用時の状況等をしっかり把握して施工する事。

・ 塗り厚に応じて剥落防止等の補強を行う事。
・ 施工業者の技術力を上げる事。

③ 使用材の選定に対し十二分に気を使う事。

④ 施工後の経年変化・劣化を定期的に調査・考察し、問題点があれば即時に改善できるシステムを構築する。

 

西之表コーポレーションでは、浮き・剥離の状況に応じて以下の補修工法にて適切に補修いたします。

 

● 浮きモルタル撤去と新設成形(剥落防止処置含む)

● ピンニング注入(部分樹脂注入・全面樹脂注入工法)

● 浮きタイル撤去及び弾性エポキシ材等によるタイル貼替え(剥落防止処置含む)

● ピンネット補強

● MAストーン工法

● JKセライダー工法 など

 

 

タイル浮きピンニング注入の施工例

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