散水調査
部屋内に漏水が発生した場合、漏水箇所の外部側付近をまず目視調査します。
必要に応じて仮設足場・ゴンドラ・スカイチェアなどを使用します。
ひび割れ等の不具合事象が目視にて確認できる場合はそこから散水し、
内部にて漏水の有無を確認します。
電気抵抗試験装置による調査
純粋な水はそれほど電気を通しませんが、汚水や漏水の様な不純物を多く含んだコロイド状の溶液は、
電気を通しやすい特性があります。
この性質を利用し、建物の屋上や、屋根部の防水層の破断やコンクリートのひび割れ等に堆積された
コロイド状極性分子層を探査して、漏水進入部の経路・原因を特定します。
一方の定置用端子を漏水箇所に、もう一方を外部・防水層に金属ブラシを用いて行います。
2極間の電気抵抗値(Ω)の数値と通電確認により漏水位置原因の特定を行います。