コンクリートの風合いを生かすために
仕上げ材を施さずに、コンクリートの型枠を取り外したそのままの状態にしておく「コンクリート打ち放し」。
型枠の材質によって表面の仕上がり具合が変わります。(木目調など)
しかしコンクリートの風合いをより美しく保つ為に、表面のピンホール処理やPコン化粧仕上げ、
全体的に均一なコンクリート色のバランスをとる為には色合わせも必要。
経年変化に伴い美観上もコンクリートの劣化上も問題がある為、
フッ素タイプや水溶性タイプの保護材や撥水剤等の表面保護材も施します。
コンクリート打放しの難しさ
① 施工管理者・技術者の技量
② 型枠大工の技量
③ コンクリート打設の技量
④ 綿密な計画と打合せ
⑤ 型枠脱型後の湿潤養生
⑥ 施工時期・施工条件 など
※これらすべての条件が満たされていないと、きれいな打放しはなかなかできません。
コンクリート打放しの不具合
① コールドジョイント・欠損・クラック・ジャンカ・鉄筋の被り不足等
② 型枠・目地棒の外れによる変形・段差/ピーコンのズレ
③ 色ムラ・木汁・アク
④ 下の階へのノロの流出
⑤ 建具廻り・スリーブ廻りのダメ など
様々な不具合全てを補修し、色合わせを行い美しいコンクリート打ち放し仕上げを施工いたします。