クラック(ひび割れ)とは・・・硬化したコンクリートまたはモルタルに生じる部分的な割れのこと。
◆クラックの発生要因と特性について
① 乾燥収縮によるクラック
乾燥収縮によるひび割れは、規則性があるものが多く、ひび割れの幅は、0.1~1.0mm程度です。
コンクリート打込み数日後から始まり、3から4年で収束します。
② 温・湿度変化によるクラック
環境温度や湿度の変化に起因する構造物の局部的な収縮や膨張が、クラックを発生させる。
一般的な対策としては、クラック防止目地を設けている。
③ 化学反応によるクラック
アルカリ骨材反応や鉄筋腐食の膨張によるクラック
④ 他 「基礎の不同沈下」や「施工要因」・「地震力などの挙動による荷重作用によるもの」 など
◆クラックと構造物の性能との関係について
① 構造上の性能
② 耐久性上の性能
③ 他 漏水・気密性の低下・美観の問題・モルタル、タイルの剥落 など
西之表コーポレーションでは、施工箇所やクラックの状態により下記工法を選定し対応します。
● ボンドシリンダーによる自動式低圧注入
● グリスポンプによる手動式低圧注入
● 刷毛による塗布含浸タイプの補修(エポキシ系・アクリル系)
● エフロレッセンス発生抑止用注入
● ダイレクトシール工法
● Uカット充填工法
● 発泡剤の注入工法
● 浸透性の防水塗料による塗布工法 など